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東春近の家   伊那市

 

敷地から建物を生み出す。

敷地入口の水路から敷地は低く、一般的に造成の必要がある土地であった。隣接する他区画の土地のことも考慮すると盛り土はエゴになる。それと同時に土地の形状を活かしたスキップフロアとすることで、基礎工事を始め、工事費用を節約できると考えた。

外観は後々のメンテナンスを考慮し、窯業系平形スレートを採用。

北側には外物置、南側にはデッキを配置。南の庭から見える中央アルプスは絶景である。屋根形状は2Fの採光に有利な勾配方向とした。また、天窓を付けることで、内部空間に光を注ぐだけでなく、陰影をもたらす。

内部は白を基調とした壁と無垢の床で構成。シンプルが故に美しい空間となった。

ご主人の部屋はロフトのある縦に使える部屋。交代勤務の為、日中でも快適に睡眠がとれるように配慮。梯子で上り下りすることは不便ではなく、男心をくすぐるパーツ。

ダイニングキッチンは高天井、リビングはフロアが異なる一体の空間となる。段差を楽しめ、家族を感じられる開放的な家。

主要用途:専用住宅
工事種別:新築
主体構造・構法:木造  在来軸組工法
階数:地上2階 (4層2階建て)
建築面積:107.65㎡
延べ面積:118.00㎡

床:杉無垢フローリング
壁:AEP
天井:1F AEP
   2F 針葉樹合板現し
屋根:GL鋼板立平葺き
外壁:窯業系平形スレート

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